さて前回に引き続き、遺物の取り上げについて紹介していきたいと思います。
まず前回名前だけ出てきた液体窒素を使って取り上げる方法。
液体窒素というのは、空気の大部分を占める気体である窒素の液体版です。
窒素の沸点は-196℃…つまり、液体窒素は-196℃という超低温!!
これを遺物と遺物周辺の土にかけることで、遺物内部の水分、周辺の土中の水分が一気に凍りつき、固まります。
この固まった状態の時に、脆い遺物を取り上げてしまおうというのがこの方法です。
この写真は遺物に液体窒素をかけている様子です。表面だけならばあっという間に固まりますが、深いところも凍らせるため、しばらくかけ続けます。
固まったら周りの土ごと取り上げてやります。
最後に紹介するのは医療用のギプスのようなキャスティングテープを用いた取り上げです。
キャスティングテープは、水につけてしばらくすると固まる性質を持っています。
写真のように、水に漬けたメンディングテープを周りの土にぐるぐる巻きつけていきます。
あっという間に固まるので、作業は早く行うようにする必要があります。
大きな遺物よりも小さな遺物を取り上げるのに良い方法です。
さて、遺物の取り上げ、どうでしたか?
現場ではこのように遺物が取り上げられています。
今度博物館でボロボロの金属遺物や木製遺物を見た時に、「あ、これはきっと取り上げしたんだなぁ?」と思って見て下さい。違った側面から遺物を見れて面白いと思いますよ!
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